吸ってー吐いてー足上げてー

どうもピラティスとジャイロキネシスにすっかりハマっている川越訪問マッサージnordic-ノルディック-の宮倉です。

ピラティスなどのボディーワークはどうしても若い人の運動と考えがちですが、もともと看護師のピラティスさんがリハビリのために考案した体操なので、どの世代にもできる運動になっています。

ノルディックでも患者さんに積極的にピラティスを取り入れ評価を頂いております。

今日はピラティスの歴史を学びながら高齢の方でも有効であることを紹介していきますね。

 

ピラティスの歴史

(ピラティス氏写真)

 

ピラティスを開発したジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスさんは身体が丈夫ではなく、身体を鍛えるために様々なスポーツやエクササイズを積極的に試し独自のメソッド「ピラティスメソッド」を考案しました。

ピラティスが注目されるきっかけになったのは第一次世界大戦にドイツの従軍看護師として負傷したドイツ兵のリハビリを行っていました。

負傷した兵士は当然身体を自由に動かせません。しかし、何も運動ができないと筋力が落ちて回復を遅らせてしまいます。

そこでピラティスさんは負傷兵にピラティスメソッドを行い「寝たまま・短時間で・効果的に・運動不足を解消」することにより、その効果を知られるようになりました。

また、怪我や傷を広めないように、身体に負担にならないように数々の工夫がなされ筋力を強化することに大いに貢献したと言われています。

その後ニューヨークに渡ったピラティスさんはスタジオを開設し多くの指導者を育てピラティスメソッドを確立していきました。

 

ピラティスが高齢者に有効な理由

 

ピラティスはざっくり言うと呼吸をしながら鍛えにくいインナーマッスルを強化する運動となります。

負傷兵にもできた運動なので身体の負担が少なく、高齢者のリハビリにも効果的です。

さらに、インナーマッスルを刺激することで血流が良くなり基礎代謝が上がるので健康的な身体が作れます。

背骨を中心に動かすので姿勢が良くなり、悪い姿勢で圧迫されていた内臓が解放されるので内臓機能の向上も期待でき筋肉が刺激されることにより腰痛や関節痛の緩和にも繋がります。

ゆっくりとした動作で少しずつインナーマッスルを刺激していくリハビリの一種なので、高齢の方でも過度の負担がすくなく比較的に楽に運動を進められます。

 

認知症の改善にも効果的

 

近年、認知症の改善と予防に運動療法が効果的であるという研究が進められています。

論文:筋力向上トレーニングによる運動介入と脳機能との関連

劇的な変化はでは無いですが、インナーマッスルを刺激することにより脳の血流量が増加し認知症の予防、改善が期待できます。

 

まとめ

ピラティスをリハビリに取り入れている医療機関は増えてきています。

運動をしたいけどどんな運動が良いのかわからない場合はピラティスという選択も良いかもしれませんね。

マッサージをして身体が動かしやすくなったらピラティスやジャイロキネシスで本来の動きを取り戻す。

私が目指している施術の形でもあります。

そして患者さんのQOL(生活の質)が少しでも向上してくれたら嬉しいですね!!

これからもより良いものをお届けできるように頑張ります!!