最近、ピラティスとジャイロキネシスにハマっている川越訪問マッサージnordic-ノルディック-の宮倉です。

ほんとにねー勉強になるんですよ。もっと勉強してインストラクター目指しちゃおうかな?なんて考えてます。

さて、みなさんパルスオキシメーターってご存知ですか?

医療関係者の方なら必ず知っていますが、あまり一般では知られてないですよね。

パルスオキシメーターとは簡易的に血中の酸素濃度を測れる機械です。

血圧、体温と一緒で患者さんの体調を測定するためには大切なファクターになります。

今日はこのパルスオキシメーターと血中酸素濃度について一緒に勉強していきましょう。

 

脳は全身の25%の酸素をつかってる!?

私たちは酸素が無いと生きてはいけませんね。

激しい運動をすると筋肉や細胞に大量の酸素が必要となる為、激しく呼吸をして大量の酸素を身体に取り込もうとします。

そして心臓がバクバク動いて全身に酸素と血液を巡らせます。

健常者ならば酸素を意識するのはこのような運動時くらいですね。

しかし、病気や慢性疾患などで呼吸に問題があった場合などは酸素を意識しないと生命維持が成り立たなくなってしまいます。

そして酸素は筋肉だけでなく内臓にも必要です。特に脳は全体の25%の酸素を使っているため酸素が足りなくなると頭がボーッとなったりしてしまうんですね。

 

パルスオキシメーターの使い方と注意点

身体にとって酸素は凄く大事なんですね。

この大事な酸素が血液中にどれだけ含まれているかを測ってくれるのが「パルスオキシメーター」なんです。

しかもこれを作ったのはカメラの会社である「コニカミノルタ」なんですよ!!

凄いぜ!!技術大国ニッポン!!

そして、パルスオキシメーターの使い方は凄く簡単なんですよ。

洗濯バサミみたいになっているところが「プロープ」といいます。

これを親指以外の指に挟みます。

。。。。。以上

「え?これだけ?」と思われるかもしれませんが、これだけです。

後はパルスオキシメーターがLEDライトを使って指の内部まで光を透過して動脈血中の酸素を運んでいるヘモグロビンの割合を測定してくれます。

しかし、簡単でも注意点はあります。以下の注意点に気を付けながら測定していきましょう。

・測定部は動かさないようにする

・プロープは奥までしっかりとはめる

・照明灯、蛍光灯、赤外線加熱ランプ、直射日光などが強すぎると正しく測定できないため、強い光には注意しましょう。
また、携帯電話、電磁波にも注意しましょう。

・食事、排せつなどの動作直後は正確に測定できないため、安静にして脈拍が正常に戻ってから測りましょう。

・マニキュアや白癬(水虫)がある場所は避ける。

・指の汚れや、むくみがないかチェックしましょう。

これらの事に注意して測りましょう。

 

SPO2(サーチュレイション)はどれくらいあれば良いの?

酸素飽和度の事をサーチュレイションと呼びSPO2で表記したりします。

よく看護師さんが「サーチュレイションOOでーす。」とか確認していたら、酸素の事だなあと思っていただければ良いと思います。

健常者の場合は96%~98%あれば正常となります。

数値によっては身体が危険な状態になっている場合があるので正常値よりも以下の注意点は気を付けるようにしましょう。

・SPO2が90%以下の場合

呼吸不全の可能性もあるので速やかに医療機関に行きましょう。

・普段より3~4%低下

急性疾患の可能性があります。医療機関に行きましょう。

上記の場合は危険な場合が考えられるので早めに医療機関に受診してくださいね。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

血圧だけでなく酸素も日々測定すると健康状態が管理出来て身体の状態もわかりやすいと思います。

私も訪問の際のバイタルチェックには必ず使いますし、パルスオキシメーターのおかげで危険な状態を見抜けた患者さんもいらっしゃいました。

しかし、残念なことに医療機関では当たり前になっているパルスオキシメーターですが訪問マッサージ業界では使用している人が少ないのが現状です。

バイタルチェックは必ず施術前には必要なので血圧、体温、酸素はチェックしましょうね。

では、これからも皆様のお役に立てる情報をお届けしてまいりますのでよろしくお願いします!!