こんにちは!!最近パソコンの調子が悪い川越訪問マッサージnordic-ノルディック-の宮倉です。

そろそろ買い替えなちゃだめですかねえ。。。(´;ω;`)

さて、今日はアイシングについてご紹介したいと思います。

捻挫した時に捻挫した場所を冷やすのは昔からのゴールデンスタンダートと言われるくらい常識として言われてきました。

しかし、現在ではその常識が変わりつつあります。

なぜアイシングが良くないのか?適切な処置はどうすればいいのか?など今日は一緒に勉強していきましょう。

 

そもそも炎症は悪ではない

捻挫すると患部は腫れて、熱くなり、赤くなって痛みが出ますね。

この時に患部では細胞が壊されてヒスタミンやブラジキニンといった炎症物質が放出され、身体はこれらの物質を広げないように周囲の血管を収縮して血行をわるくします。

血行が悪くなることで炎症物質が広がらずその場に留まって、炎症物質を感じた身体は修復作業にとりかかります。

この炎症物質がでる→修復過程に入るという流れは生体の自然な作用であり、正常な治癒過程になるので問題は無いです。

しかし、血行が悪くなることにより二次的に筋力が落ちてしまったり、関節が固くなったり、凝りとして残ってしまうことがあるので、こちらは問題になってしまいます。

 

アイシングは正常な治癒過程を阻害してしまう!?

 

炎症は治癒過程には必要な症状であることはわかりました。

では、これをキンキンに冷やして炎症を抑えてしまってらどうなってしまうのでしょうか?

答えは・・・・

正常な治癒過程を阻害してしまいます。。。。。

炎症が起きることにより身体は治癒過程に入ります。しかし、これを抑えてしまったら身体は反応しなくなってしまいますよね。

そして、怪我が治りにくくなってしまい、冷やすことで血行も悪くなり組織どうしで癒着し関節も固くなってしまいます。あまり良いことではありません。

(癒着した組織)

でも、ここで疑問が出てきます。

「炎症が大事なのはわかったけど、あまり長引かせると二次的な障害が出ちゃうじゃん!!どうすりゃいいのさ!!」

確かにそうですね。

炎症は大事、でも炎症物質を速く取り除いて二次障害を防ぐことも大事です。

ではどうすれば良いのか?

答えは「生体反応を低下させない程度で冷やして、血行を維持させる」というのが重要になります。

生体反応を低下させない温度というのが27℃と研究で分かってきていますので、冷やすのならば少し冷たい程度にとどめて置いた方が良いでしょう。

そして、正常な治癒過程に入っていれば炎症は24~72時間で収まるので、炎症が収まり固定期間が過ぎたら少しずつ動かして腱や靭帯の柔軟性を上げていきましょう。

また、捻挫は損傷度1~3まで分類されており、各度合の治癒期間も異なってきますので下の図を参考にして固定期間の様子を見ると良いとおもいます。

参考引用 Good HEALTH

 

まとめ

如何でしたでしょうか?昔から良いと言われていたことも研究によって変わっていきますね。

メジャーリーグなどでは80年代あたりからアイシングした後の選手があまり結果が出ないことからアイシングの考えに疑問をもつ医師やトレーナーが増えて現在ではアイシングを積極的には行っていないそうです。

日本のスポーツ界でもこの流れは入ってきており、常識がかわってきているんですね。

この世の中「絶対」というものの方が少ないのかもしれません、たまには常識を疑ってみるのも良いかもしれませんね!!

では、これからも皆さんに良い情報をお届けできるように頑張りますので応援よろしくお願いいたします!!今回も最後までお読みくださり有難うございました!!