こんにちはnordic-ノルディック-の宮倉です。

最近、患者さんから「先生のブログみてるよー」と言ってもらえて本当に嬉しかったです!!

ちょっと恥ずかしいですけどね(/ω\)

でも、その一言で本当に救われます!!これからも頑張りますので、拙いブログですがよろしくお願いいたします!!

さて話は変わりますが、最近街の中で二本の杖を持って歩いている人を見かけませんか?

スキーでもないし、、、山登りでもないし、、、、なんだろうな?と思ったことはありませんか?

あれは二本の杖のことをノルディックポールと言って、ノルディクポールを使って歩くことをノルディックウォーキングと言います。

ではなぜ2本持つ必要があるのでしょうか?ノルディクポールと杖はどう違うのか?ノルディックウォーキングの歴史は?効果は?などなど解説していきたいと思います。

では、いってみまーーーーーーしょう!!

ノルディックウォーキングのとは

専用のポールを使い歩くことをノルディックウォーキングといいます。

もともとはフィンランドのスキー選手が夏場のトレーニングとして行っていました。

それが医療関係者の目にとまり、リハビリに使えるのではないか?ということで研究がはじまり、現在はリハビリに使われたり、手軽なフィットネスとして一般に広がっています。

参考引用 日本直販

ノルディクウォーキンの効果は?

全身の筋肉が使える!!

ノルディックウォーキングの特徴として両手でポールをもって歩きます。

歩行時に両方の腕を使うことから、使う筋肉量が増えることにより普通に歩くよりも約20%も運動量があがり、全身の約90%以上の筋肉を使うことから、全身運動に近い動きが得られます。

 

参考引用 isagoji

関節にやさしい

膝や股関節に障害がある場合、歩行時に関節が安定しないため関節内で組織がぶつかってしまうことにより痛みがでます。

参考引用 rihatora.net

 

ポールを使うことにより歩行時に身体を支持する面積が増え関節が安定しやすくなります。それにより障害があっても歩きやすくなり、ポールで身体を支持することにより地面からの衝撃を軽減するので関節の負担が減ります。

参考引用 sinano

姿勢が良くなる!!

年齢により背中が丸くなることで使える筋肉が少なくなったり、筋肉が固くなってしまいます。

ノルディックポールは一般的なT字杖よりも持ち手が高い位置にあるので、背中を自然と伸ばす姿勢になるので意識して背中を伸ばさなくとも綺麗な姿勢を維持できます。

参考引用 歩行寿命を延ばすためのウォーキング・ランニング教室のサムズアップ

また、猫背で悩んでいる若い方も自然ときれいな姿勢が身に着くので、猫背で肩こりや腰痛で悩んでいる方にもおすすめです。

参考引用 厚木ノルディックウォーキングクラブ

リハビリとしてのノルディックウォーキング

色々と良い効果があるノルディックウォーキングですがリハビリの先生方がどのようにノルディックウォーキングを使われているか少しご紹介したいと思います。

研究論文 ノルディック・ウォーキングが高齢者の歩行に与える影響

「初心者・高齢者向けのディフェンシブ・スタイルのノルディック・ウォーキング(以下,NW)が高齢者の歩行に与える影響について検討する。【方法】杖なしで自立歩行可能な高齢者28 名を対象とし,通常歩行とディフェンシブ・スタイルのNW を三次元動作分析装置・床反力計を用いて計測した。【結果】通常歩行とNW を比較した結果,荷重応答期の床反力鉛直方向成分は,有意差を認めなかった。歩隔・体幹側屈振幅・身体重心左右移動振幅は,NW で有意に減少した。歩隔と身体重心左右移動振幅との間に,正の有意な相関が認められた。【結論】ディフェンシブ・スタイルのNW は,前額面上において安定性の高い歩行であることが示唆された。」

著 本宮 丈嗣 先生
八千代リハビリテーション学院

山本 澄子 先生
国際医療福祉大学大学院福祉支援工学分野

参考引用 J-STAGE

ノルディックウォーキングにより高齢者の歩行時のふらつきが軽減しました。という内容になっています。さきほどご紹介したようにポールにより身体の安定性が増えることにより歩行時もふらつきにくくなるということが証明されています。

脳梗塞後のリハビリとしてのノルディックウォーキング

マヒがある患者さんの場合、一般的なT字杖だと非マヒ側に体重をかけて歩く癖が出てしまう場合があります。

そのためマヒ側の荷重感覚が低下し様々な障害がでる可能性があるので、ポールを使うことにより背中の感覚や姿勢を変化させることによって残存機能をあげていく取り組みをされています。

下記の動画はマヒの患者さんにポールを使った例を紹介されていますので是非ご覧ください。

参考引用 STROKE LAB

訪問マッサージnordicのポール活用法

nordicではノルディックウォーキングのほかに椅子に座ってポールを使う体操を行っています。

ポールを使うことにより力が入りやすくなり、関節の可動域も大きく使えるので運動不足を予防するため患者さんと一緒になってやらせていただいております。

如何でしたでしょうか。ポール2本もつだけで様々な効果がありますね!!ノルディックウォーキングは若い人から高齢者、フィットネスからリハビリまで幅広く使えるツールだと思います。

因みに私も日本ノルディックフィットネス協会JNFA公認のインストラクターをさせて頂いております!!時々川越で体験会などしておりますので、ノルディックウォーキングやってみたい!!または、ちょっと体験してみたいなーという方はお気軽にお声掛けくださいね。

最後まで読んでいただき本当にありがとございます!!これからも少しづつですが皆様のお役に立てるように頑張りますので応援よろしくお願いいたします!!