こんにちは。
川越 訪問マッサージnordic-ノルディック-の宮倉です。
猛暑だと思ったら台風が来たりと慌ただしい夏ですが、皆様如何お過ごしでしょうか?
今日はちょこっとコラム第二回目として「幸福度」について私なりの考えを書こうと思います。
患者さんに介入する時に「ここが凝ってますねーマッサージでほぐしましょう」と言われるセラピストは多いと思います。
しかし、これはあくまでもセラピスト目線でみた患者さんの状態でしかありません。
本当にその患者さんがほぐすことを望んでいるのか?
ほぐすことがその患者さんにとってベストな方法なのか?
ほぐしたその先は患者さんはどうしたいのか。。。。
など、考えることは沢山あると思います。
しかし、セラピスト目線でずっと考えてしまうとこの答えはでないかもしれないし、間違った方向に行ってしまうこともあります。
そこで一度立ち止まって考えたいのが「幸福度」です。
目の前の患者さんの「幸福度」を上げるにはどうすれば良いだろう?
又は「幸福度」が上がらない原因はなんだろう?
と考えるだけで思考の視野はかなり大きくなります。
患者さんの「望んでいる」ことがわからなかったら、問診の段階で聴くのも良いと思います。
「あなたはどうなりたいですか、もし良くなったら何をしたいですか?」
これだけでも得られる情報量は変わってきます。
その時に寝ていることが多い方が「孫に会って元気な姿をみせたい」といった情報が得られれば、この人の「幸福度」は孫に会って元気な姿を見せることで上がると思います。
その時に、孫に会うためのは身体をどうすれば良いのか?
寝ていることが多ければ身体を起こさなければいけない → 動いてないのならば身体を起こす体幹やその他の筋力や神経が低下しているかもしれない → 動いていないのならば筋・筋膜やその他の軟部組織が癒着を起こしてるかもしれない → ではまず、評価して柔軟性が低下している部位をほぐさなければならない
というように理論立てて考えることが出来ます。
「幸福度」のゴールを設定すればゴールから施術のプログラムを考えられ、理論的思考が身に付きます。
そして若手のセラピストが成長しない原因もここにあると思います。
成長しない新人を観察していたところ、私や先輩に聞く質問が「OOさんのどこをほぐせば良くなりますか?」又は「OO先輩からここをほぐせとしか言われていません」など『ほぐす』事だけに思考が偏っていることが多い気がします。
だから、その先の事を考えられない、理論的な思考が身に付かないのではないでしょうか。
良いセラピストが育つのも環境次第です。
なかなか自分成長できないな、、、、と思ったら環境を変えてみたり、理論的な思考が身に付くセミナーなど探して行ってみるのも良いかもしれません。
宮倉は未来のセラピストを応援していますよ!!
。。。。。。。あ、最後の方は「幸福度」から外れちゃいましたね(;’∀’)