こんにちは 川越 訪問マッサージnordic-ノルディック-の宮倉です。
今回から数回に渡って肩の機能関節をご紹介したいと思います。
学生の方や、復習したいなーと思っているセラピスト(あ、私か)さん達、おじさんと一緒に復習しようぜ!!
ざっくりと肩関節について復習しようぜ
肩には、肩甲上腕関節、肋鎖関節、肩鎖関節という3つの解剖学的関節と、第2肩関節、肩甲胸郭関節、c-cメカニズムと呼ばれる3つの機能的関節があります。
参考引用 高田整形外科
肩の安定化機構
・骨形態:関節窩の深さには個体差があり、浅い場合は安定性が低下します。
・関節唇:関節窩の深さを補うように存在する、線維軟骨組織
・関節包・靭帯:関節包と前面の関節包靭帯は安定性に貢献します。肢位により安定化に貢献する組織が異なり、下垂位では上関節上腕靭帯、挙上位では下関節上腕靭帯が緊張して安定化機構に貢献します。
肩関節の肢位について:下垂位を1st position、90°外転位を2nd position、90°屈曲位を3rd position と呼びます。
動的安定化機構
回旋筋腱板(腱板):棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4筋は肩甲上腕関節に近い位置に存在し、関節窩に上腕骨頭を引きつけた肢位(救心位)をとります。
IST muscles : 肩甲胸郭関節の運動に関与する筋の総称、関節運動時の基盤となる肩甲骨の安定性を提供する。
肩の運動
肩甲上腕リズム:挙上180°のうち、肩甲上腕関節において120°、肩甲胸郭関節において60°運動する事で、肩関節の運動が達成される。
臼蓋上腕リズム;臼蓋上で上腕骨頭の運動を示す。挙上初期にはship rollが生じ、その後、ball roll、glidingが生じ、150°以上の挙上角度で rotation が生じる
鎖骨:近位端は胸骨と、遠位端は鎖骨と関節を作る事で、肩甲骨の運動に関与します。
ざっくりとですがまとめてみました!!
次回は機能的関節の運動についてまとめますのでよろしくお願いします!!