こんにちは川越 訪問マッサージ -nordic-ノルディックの宮倉です。

腰痛対策にコルセットを付けている人は多いと思います。

しかし、特殊な病気でもない限りコルセットに頼るのは腰の負荷に対する抵抗力を下げてしまうのであまり好ましくありません。

そこで「皮膚の運動」を利用したテーピングを使って腰の動きをスムーズしながら徐々に腰の抵抗力を上げていけばコルセットが要らなくなる毎日を送れるかもしれません。

実際に私も臨床で多く使い結果を出してきていますので今日はわかりやすく、簡単に皮膚の運動学と腰痛対策のテーピングをご紹介したいと思います。

 

皮膚は運動に関係あるの?

 

答えから言うと「あります」

実際に手術後の傷により関節の可動制限がでたり、拘縮が起こっている関節の皮膚は固くなっています。

 参考引用 ナースのヒント

 

関節を曲げると離れて伸ばすと集まる皮膚

皮膚運動の特徴として「関節を伸ばした際は伸ばした関節に集まるように皮膚は移動し、逆に曲げた際は離れていく」という法則があります。

これは関節に起こる皺を考えるとわかりやすいですが、関節を伸ばすと皺も伸びますよね。

これはその関節の皮膚が薄くなることを意味しています。だから皮膚は関節から皮膚が破れないように周りの皮膚を関節に集めようとするのです。

逆に曲げた際は皺ができますよね。これは関節の皮膚が厚くなることを意味するので皮膚はこれ以上厚くしないように周囲に広がるように伸びていきます。

関節の動きと逆の動きをするんですね。身体ってよくできてますよね。

 参考引用 sankeibiz

 

腰が痛い時のテーピングはこれだ!!

 

腰を逸らすと痛い人は痛い部位を中心に皮膚を集めるようにして上下からテーピングを張り付けてください。

テープを張る時はやさしく、軽く抑える程度の力で大丈夫です。あまりギューっと伸ばして貼るとかぶれてしまうのでご注意を!!

これだけで、腰を反らす動きを抑制できるので痛みは変わりますよ!!

参考引用 tarzan

 

まとめ

 

腰痛にコルセットは有効です。しかし、腰の抵抗力を下げてしまうのも事実です。

テープで動きを制限しながら少しづつでも良いので運動をしてコルセット要らずの毎日を送れると良いですよね!!

また、セラピストも痛みの原因を筋だけで考えるのではなく皮膚も阻害因子のひとつに考えると思考の幅が広がるから色々考えてみると臨床が楽しくなると思います。ぜひチャレンジしてくださいね!!

もっと学術的に皮膚を知りたい場合はこちらがおすすめです。参考にどうぞ

 皮膚運動学 著 福井 勉