(レオナルド・ダヴィンチ肖像画)

こんにちは!!

先日甥っ子が中学受験をしたそうです。

あの小さかった甥っ子が。。。将来の夢はプリキュア!!とわけわからん事言っていた甥っ子が中学受験かあ。。。

時の流れは本当に早い。。。と日々思う川越訪問マッサージnordic-ノルディックの宮倉です。

今日は足の骨に関して皆さんと一緒に勉強したいと思います。

皆さんは足の骨というとどんなことを連想しますか?

外反母趾?偏平足?足裏マッサージ?ツボ?いろいろと出てくると思います。

でも足の骨がどんな構造になっているのか?どんな機能があるのか?というのは一般にはあまり知られていません。

有名な芸術家であり科学者であるレオナルド・ダヴィンチもこう言っています。

「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。」

こんな凄い足のことを知りたくはありませんか?

 

足の骨は左右で56個!!からだの骨の1/4が集まっている!!

人の体にある骨は全部で206個あります。

そしてその中で足の骨は片足28個で構成されています。
左右合わせて56個!!

全体の1/4もの骨が足に(足部)に集まっているんですね。

そしてその集まった骨が1つ1つ関節を作り、歩く際の衝撃を吸収したり負荷に耐えられる足を作っているのです。

ちなみに激しい動作をした時の足部にかかる負荷は約1トンと言われています。そんなすごい衝撃にも耐えられる足の骨は偉いですね!!

足の骨はどんなものがあるの?

足の骨は足根部(そっこんぶ)と中足部(ちゅうそくぶ)と趾骨部(しこつぶ)に分けられます。

まずは足根部からご紹介しますね。

・足根部を構成する骨

距骨(きょこつ)

踵骨(しょうこつ)

立方骨(りっぽうこつ)

舟状骨(しゅうじょうこつ)

外、中、内側楔状骨(がい、ちゅう、ないけつじょうこつ)

の7つの骨で構成されています。

・中足部を構成する骨

第1~5中足骨(ちゅうそくこつ)

5つの骨で構成されています。

参考引用 気になる疑問や悩みを解決

 

・趾骨部を構成する骨

第1~5基節骨(きせつこつ)

第2~5中節骨(ちゅうせつこつ)

第1~5末節骨(まっせつこつ)

種子骨(しゅしこつ)×2

14個の骨で構成されています。

※第一趾骨は基節骨と末節骨で構成されているため中節骨はありません。

参考引用 フィットネスの勧め

いっぱいありましたねー

たくさん覚えるのは大変なので、でっかい骨7個と小さい骨19個でできていると覚えていただければいいと思います。

この小さい骨と大きい骨が固まったりゆるんだりして足の機能を健全に保っています。

 

足の関節で重要なところは?

足部にはたくさんの骨がありましたね。

この沢山の骨が1つ1つ関節を作っているので足部の関節もたくさんあります。

その中でも重要なのが踵と足関節の土台である距骨をつなげる「距骨下関節」(きょこつかかんせつ」です。

 参考引用 一寸先は痛み

距骨下関節がなぜ重要かというと、距骨下関節の動きにより連鎖的に上の関節に影響が出てきてしまうことがあるからです。

これは運動連鎖と呼ばれる現象で距骨下関節の動きは回内回外の作用があるのですが、この動きが過剰に出てしまうと

距骨下関節 → 足首 → 膝 → 股関節 → 骨盤 → 背骨 → 肩甲帯 → 肩 → 首

と下から上に向かい影響します。

参考引用 毎日新聞

つまり距骨下関節の動きは全身に影響し、他の関節に過剰なストレスが掛かってしまう場合があるということです。

人は2足歩行で生活しています。

立っているときに唯一地面に接しているのが足であり、人が活動するときは足から連鎖的に身体は動いてくる、そしてその感覚を受け取るのに足部は重要な機関なんですね。

参考引用 一寸先は痛み

 

 

もう一つの重要な機能「トラス・ウィンドラス機構」

さて足部で忘れてはいけない機能として「トラス機構」と「ウィンドラス機構」というのがあります。

これらの機能は「地面からの衝撃吸収」と「足部の安定性」に重要な役割を担っています。

・トラス機構

トラス機構の役割は「地面からの衝撃吸収」です。

歩行時に足が地面に着く際に、足部の関節がゆっくりと緩んで足底筋膜が伸長することにより地面からの衝撃」を吸収してくれます。

参考引用 理学療法士Y成長日記

・ウィンドラス機構

ウィンドラス機構の役割は「足部の安定性」です。

歩行時に足の指が上がることにより足底筋膜が引っ張られ土踏まずが持ち上がります。

また、足部の関節が閉まることにより安定性が向上します。

そして、足底筋膜がもとに戻ろうとする力が足のけり出しに貢献することにより前に進みやすくなります。

参考引用 理学療法士Y成長日記

「トラス機構」・「ウィンドラス機構」により足部は衝撃吸収と安定性を保っています。

この機能が低下、破綻してしまうと外反母趾や偏平足、浮き足などの障害が出てしまうことがあり先ほどの運動連鎖も崩れることにより腰痛、肩こりなどの原因になります。

足って本当に大事ですね。

 

足のセルフケアで機能を向上しよう!!

もしかして私の足って機能低下してるかも。。。。。

と、思っても大丈夫!足のセルフケアで足底筋膜や関節の動きを向上させて本来の機能を取り戻しましょう!!

 

・足裏のマッサージをしてケアをしよう!!

足裏マッサージというと「ぎゃあああああ」ってよくタレントさんが痛がっていますが、あれはダメですよ。。。。

基本は気持ちが良い刺激でゆっくりとリラックスして行ってくださいね。

 

「マッサージのやり方」

椅子に座って足を組むようにしてマッサージする方の足裏を反対の腿に上げます。

踵から土踏まずにかけてゆっくりと押してください。

また、指の間を手でもって左右に足首を回すのもおすすめです。

詳しくは⇩こちら

 

・マッサージで動きやすくなったらタオルギャザーで足底筋を刺激して土踏まずを作ろう!!

マッサージで動きやすくなったら次は運動で土踏まずを作りましょう!!

 

「タオルギャザーのやり方」

椅子に座りタオルを床にひきます。

タオルの上に足を置いたら

1.タオルを足の指でつまみ手前に引き寄せる

2.引き寄せたら足首をすこし上に引き上げましょう。

これを10回~20回ほど繰り返す。

参考引用 リハビリテーションコンサルタント

楽しみながら続けて素敵な足を目指しましょうね!!

 

まとめ

足って本当に複雑で難しい所でもあります。

しかし生活では靴を履いたり、歩いたりと日常と直結することが多いですよね。

だからこそちゃんとした知識や正しいセルフケアなどが必要なのではないでしょうか?

足シリーズは今後も続けていきたいと思いますので、少々お付き合いくださいね。

では最後までお読みいただき有難うございました!!

今後も皆様にお役に立てる情報をお届けして参りますので、応援よろしくお願いいたしますm(__)m